要件定義。システム開発を行う者にとっては当たり前に使う言葉ですが聞きなれない人も多いかと思います。
ある辞典によりますと「要件」は「ある物事をするのに欠くことのできない大切な条件」とありました。
「定義」は珍しい言葉ではありませんが一応調べてみると「ある事物について、その概念内容を明確に規定すること。また、その定められた意味」(物事ではなく事物と記されていました。念のため)
二つの言葉をつなげ、サイト構築用に置き換えますと「サイト構築に欠くことのできない大切な条件を明確に規定すること」となります。
特に以降のフェーズ、つまりデザインやシステム開発で、外部の力を借りることも多くなりますので、「条件」を「明確」に定義してください。
要件定義の次のフェーズではサイトのデザイン・システム構築が行われます。
前述の要件に基づくサイトのデザインは、20代〜30代の女性が好みそう
な色使い、あるいは、キャラクターを使うなどがあげられます。これは、理解しやすいでしょう。
一方、この要件に基づくシステムはどうなるでしょうか。
一日一万人のアクセスに耐えられるシステム(サーバ)でしょうか。
いいえ、これは誤りです。
なぜなら、ユーザのアクセスはこちらの都合に合わせて分散してくれません。
20代〜30代のOLならば昼休み会社からのアクセスが多いと仮定できます。
その場合、多くのアクセスが昼休み時間帯である12:00〜13:00前後に集
中することが予想されます。
一時間に全てが集中することもないでしょうが、そのほうがイメージし
やすいでしょう。
単純に考えると24時間で一万人と1時間で一万人では24倍混むわけです。
飲食店があるとして、一日かけて100人来るお店と一時間で100人来るお
店が、同じ広さではいけませんよね?(行列などと言わないでください)
この要件によって、当然サーバの性能・台数も大きく変わってきます。
前述のアクセスが分散する場合と集中するケースでサーバが24倍になる
かと言いますとそこまで極端な違いにはなりませんが、ビジネスプランの
要件によって、初期投資のコスト(ハードウェア)が変わってくることは
理解できたかと思います。
例に挙げたアクセスの集中に関しては、通常、システム開発を担当する
エンジニアが気づいて当然なのですが、(保険のため)知識として覚えて
おくことをお勧めします。