SEOと呼ばれるWEB制作における技術・考え方があります。
多少WEBの技術的な事情に詳しい人ならば、ちかごろ大いに喧伝されている技術なのでご存知の方も多いかもしれませんね。
現在のWEB制作・コンサルティングの状況を眺めると、SEOに関する様々な情報が実に賑やかです。
SEOによって爆発的なアクセスアップ、SEOで集客力の大幅アップ、SEOによって絶対に売上アップ……。
大変、夢のあるフレーズが並んでいます。
ですが、他の多くのことと同じように、これらの夢のようなキャッチコピーの全てが真実であるとは限りません。
もちろん、事実を含んでいる事もあるのですけど。
ですが、SEOとは結局、サイト戦略というモノの考え方から見たときにどうしても技術的な方法論にならざるを得ず、結果として、それがアクセス低迷に悩むサイトの抜本的な回答にはなりないということを、われわれのようなコンサルティングや制作を行う側の人間は当然として理解し提案すべきです。
そして、WEBサイトという生き物を世に出し、運営していく人たち自身も、でき得るならばそれらのことを理解しておくことが大切だと思っています。
本来、SEOの考え方は、「さあ、育てていくぞ!」という、いわば積極的な拡大意思と活動のあるサイト(アクティブなサイト)が、そのページの1つ1つにおけるコーディングや文法のまずさゆえに、検索エンジンたちから見向きもされず、インデックス化されない状態を回避し、ただしく検索エンジンにWEBサイトを解釈してもらおうというのが主旨です。
非常に単純な言い方をするなら、「頑張ってるのに効果があがらないよ!」という嘆きを、技術的に解決する方法なのです。
逆にいえば、SEO自体は戦略的・戦術的方法ではなく、その側面から見たときには非常にパッシヴ(受身)な方法であるといえます。
しかし、どこかでSEOというものの解釈が
「内容の薄いサイトでもSEO的手法によってアクセスが激増する」
という解釈に変化してしまっている状況が一部にあるようです。
技術や方法の本質に対して賢明な経営者や管理者の方であれば心配はありませんが、こうしたことは技術的であるために不可視的です。
そのため、賢明なる人々であっても、その実体がつかみづらい為に、営業マンなり広告なりが「SEO」と、一言言っただけで「そんなにすごいものなのか」と、心奪われてしまう結果になることがしばしばです。
技術的な情報が不可視に近い状態だと、解釈に遠心力がかかるものですが、SEOに関しては、ページビューなどの「数字」という結果に繋がるために大変効果が分かりやすく、そのためにプロパガンダのように唱えられているという一面があり、非常な拡大解釈といわざるを得ない現状があります。
さて、以上のことを踏まえて、それでも「SEO」はサイト運営・構築に必須であると断言できます。
何故ならば、基本的な部分でのSEO対策を行うことは、検索エンジンのアルゴリズムが抜本的に変更されない限りは長期的に有効だからです。これだけでも、それを行わない状態よりもはるかに十分な効果があるといえます。
検索エンジンからやってくる閲覧ユーザーさん達を冗長的に呼べるのですから。
広告やキャンペーン、ニュースに取り上げられるなどの方法でやってくる動的なユーザーアクセスももちろん大切ですし、新規のユーザー開拓を大規模に行うつもりならばとても重要な方法であることは疑いありません。
しかし、常に検索エンジンから、いわば川の流れのようにやってくるユーザーさんたちを、常に一定量以上確保し、または増加させることは、サイト運営における基本的な戦略の基準にさえなってくれるはずです。
また、基本的な部分を押さえた後に、さらに検索エンジンの細かなアルゴリズムや基準に合わせたチューニングは、以上に挙げた状態をさらに加速させるために有効です。
より積極的に、検索エンジンからのアクセスを伸ばしたい、一人でも多く、自分のサイトに呼びたい。そうした強い要求があれば、検索エンジンがより解釈しやすい方向へ自分のサイトをチューニングしてゆくことが必要になってきます。
これは一例ですが、過剰な解釈と誤った方法論の基でチューニングを行った結果、巨大なリンク集のようなサイトになった挙句の果てに、検索エンジンのインデックスから削除されるという憂き目をみるサイトも事実存在します。
そうした状態を避けるために、検索エンジンに対するアルゴリズムの研究は常に行われるべきですし、インデックス化に対する監視や適切なコンテンツ配置なども含めて、総合的に行われなければ効果はあがりません。
もし、そういったことを求めるならば、ぜひ、プロの観点で提案できる業者にご相談いただければと思います。
その相手が当社であればこれ以上嬉しいことはありません(笑)。